New Album 「遠い約束」

Diary『春の記憶』

ああ…またやって参りました。
春。
あったかくなって、お花が咲いて、吹く風もやわらかで。
卒業、入学、就職…あたらしいスタートを切る方が多い時期だからなのか、町も何だか華やいだ雰囲気に包まれて。
素敵な季節ですよね。春って。

ええ、花粉症さえなければね。

きのうまで、自分がスギ花粉アレルギーだ、なんてこと、すっかり忘れていたのですが、夕方くらいから突如、鼻水が出始め、今朝起きると、喉・鼻・目がとってもかゆい。鼻水は止まらず、頭がぼんやりして、まるで熱があるみたいです。
これだ。これこれ。このつらさ。
また、しばらくコイツと付き合って行かなければならないんだ…ああ、年に一度の憂鬱。
みなさまはいかがですか?平気な方が、うらやましいですねえ。

ワタクシ、もともと、春という季節は、好きですがきらいです。
進級や卒業で、せっかく慣れ親しんだものに、お別れを告げなければならないでしょ。今はそんなこと全く関係ない、いいオトナなのですが、その頃の記憶が消えず、せつなくなるのです。

学校に通っていた時代は、3月になると、それまでの1年間、自分の部屋のようにくつろいでいた教室を、すっからかんにして明け渡さなければなりませんでしたよね。名札シールをはがして、自分たちの描いた絵や、書道や、時間割表なんかも全部はがして、置いていた荷物も持って帰って…。
あの、がらーんとした教室の空気。せつない。
自分が、ここにいたこと。
あなたが、そこにいたこと。
そんな、証拠やぬくもりが、跡形もなく消えるでしょう。夢のように。
さみしくてね。ダメでした。
そして、新しい教室に入る。新しいクラスメイトと顔を合わせる。あれも苦手。さあ、がんばろう!と前向きなことを思うんではなくて、失ったものへの郷愁をより一層募らせてしまうタイプだった。

でも、人間ってうまくできてるんですよね。
どんなに楽しい記憶も、忘れてしまう。同時に、どんな痛みも、かなしみも、忘れてゆく。
なので、どんな別れも、乗り越えられる。時がすべてを解決してくれる。
と、いうわけで、新しい教室で、新しい友達と出会い、新しい日々になじんでゆき、それがまた、日常になるわけですが。

そんなセンチメンタルやなせ、3~4月、ちょこちょこ歌います。
4月は、地元の薬膳料理のお店で、「春を味わう。」と題したコンサートを。素材にこだわった、大人の方のためのちょっと高級なお料理と、歌という初めての試みです。カバー曲なども交えて、ゆったりとした時間をお届けしたいと思っています。
完全予約制で、昼・夜、各30名様ずつとなっておりますので、ご予約はお早めに、どうぞよろしくお願い致します。詳しくは、スケジュールのページをご覧下さいませ。
いつも、心よりお待ちしております♪

最近ちょっとした出会いもあって、いろんな方に、別々に、同じ表現で励まされました。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
心配しなくっても、あたしゃ唄いますよ。
鼻水すすって、唄いますから。
涙をふいて、唄っていますから。
ありがとう。

コメント (9) »
  1. 春は出会いの時、そして別れの時でもある事。
    わたしも、よく引越しを手伝ってはその後、寂しくって
    呆然としていたのを想い起こします。
    学生時代・・・。
     花粉症でお悩みのシンガーも多いですね。

    コメント by とらんすみっと — 2008/3/12 水曜日 @ 20:44:44

  2. ななさん4月に花大和さんでコンサートされるんですか?おしゃれな薬膳料理を食べさせていただけるお店ですよね。高取町は富山と同じ売薬で有名な町ですね。花大和さんでいただいた朝鮮人参の天ぷらや松の実、くこの入った料理などとても印象的で美味しいでした。

    コメント by 旅人 — 2008/3/12 水曜日 @ 21:41:05

  3. ななさん こんにちはぁ
    (o*。_。)oペコッ

    ななさん「花粉症」なんですね 大丈夫ですか??
    大変だと思いますが無理しないでくださいね

    学校のこの時期は「入学」・「卒業」の時期ですね
    特に「卒業」となると、慣れ親しんだ「机」・「椅子」・「下足箱」
    色んな物とお別れするのが寂しく感じたのを覚えてます。

    そうそう、4月から、どっとFMの「夕空メロディー」が
    10分に延びるんですね また色んなトーク聴かせてくださいね

    コメント by しげっぽ — 2008/3/12 水曜日 @ 22:20:17

  4. ななさんも花粉症なんですね~!?大っ変ですね!歌い手さんが花粉症は大変だっ!
    私も花粉症です~!2月後半からマスクしてたのに、きてしまいました。奈良中部は、花粉が半端じゃない!!(吉野はもっとひどいらしいですけど・・。)

    私は結婚するまでは心が安定していなくて、特に春はダメでした・・。
    だんだん暖かくなってくると、いろんな生き物が生命力を発揮するせいか、周りの人達も活動的にというか、いきいきしてるように見えて、でも私は、別れや新しい出会いを受け入れられなくて、鬱々として、みんなに置いていかれてるような気になってました。

    結婚して、やっと心は安定したのに、来てすぐ花粉症になり、今回で13回目の憂鬱な季節をまた迎えます。あぁ、嫌だな・・・。ななさんの歌聴いて、癒してもらいます!

    コメント by 育小の的場♡ — 2008/3/14 金曜日 @ 0:57:37

  5. >とらんすみっとさま
    こんにちは。
    花粉症のシンガーはわたしも何人か知っています。
    みんな本番直前まで、鼻水ぐじゅぐじゅなのに、いざステージになると、その間だけは収まる。
    不思議な気合いです。。。

    >旅人さま
    こんにちは。
    「花大和」さんへ行かれたことがあるんですね。
    そうですそうです、朝鮮人参とか、薬膳系の野菜を始め、すべてがこだわりの素材なんですよね。
    もしご都合がよろしければ、ぜひぜひお越しくださいませ♪

    >しげっぽさま
    こんにちは。
    ほんと、さみしい季節ですよね。
    でも、どっとFMの方は、気分も新たに放送時間が延びます!
    いろんな音楽も取り上げてゆこうと思ってますので、応援よろしくお願いいたします

    >育小の的場さま
    こんにちは。
    ほんと、ツライツライ季節ですね。わたしの花粉症歴は、確か5年になります。
    毎年、どこか遠い国へでも逃げたい、と思いますねえ。無理な夢ですけど。。。
    これから約2ヶ月、お互いつらい春を、甜茶やヨーグルトなどの対策で乗り切りましょうね。

    コメント by ななぽぽ♪ — 2008/3/14 金曜日 @ 12:34:50

  6. はじめまして。
    昨年、兵庫から奈良に引越してきてから、
    奈良ならではのものを探すのが趣味になっている
    マロニーと申します。
    雑誌で、奈良町の町屋で撮影されたという
    「蝶々/七夕」のジャケットを見て一目で惚れ、
    こちらのHPで視聴させていただき、お声にも魅了されました。
    出来たら4月8日の花まつりコンサートに伺いたいと思っています!
    たのしみです!

    花粉症の症状、どこか風邪に似ているかんじですよね。
    昔花粉症の方から対策法を聞いたのですが、
    富山の薬売りのおばあさん曰く
    「花粉症をおさえるには、夏の間も腰にカイロをはっておくこと」
    だそうです。たぶん夏の間、冷房で体を冷やすのが、
    次の年の花粉症に影響するのかなと思います。

    コメント by マロニー — 2008/3/14 金曜日 @ 19:58:34

  7. >マロニーさま
    はじめまして。
    コメントありがとうございます。

    偶然やなせの歌を知っていただくご縁があったこと、とてもありがたく思います。
    4月8日の花まつりコンサートは、10:30からの開演となりました。
    ご都合がよろしければ、ぜひぜひお越しくださいませ。
    心よりお待ち申し上げております。

    花粉症についてですが、
    わたしは、とっても汗かきで、暑さが大の苦手なのです。
    ですので、夏はクーラーに頼りっぱなし。
    それがいけないんでしょうね。
    今年の夏は、少し気を遣ってみます。ありがとうございました♪

    コメント by ななぽぽ♪ — 2008/3/21 金曜日 @ 18:33:13

  8. 春というのは本当に様々な想いが交錯する季節だと思います。
    そんな人の想いを構う事なく、春はやってきて、過ぎていく。
    短い間ですが、春の宵は、物想いには良いひと時かもしれませんね。
    物憂げなやなせさんに私が好きな中原中也の詩を。
    春の宴が成功される事を祈りつつ…。

    雨が、あがつて、風が吹く。
    雲が、流れる、月かくす。
    みなさん、今夜は、春の宵。
    なまあつたかい、風が吹く。

    なんだか、深い、溜息が、
    なんだかはるかな、幻想が、
    湧くけど、それは、掴(つか)めない。
    誰にも、それは、語れない。

    誰にも、それは、語れない
    ことだけれども、それこそが、
    いのちだらうぢやないですか、
    けれども、それは、示(あ)かせない…

    かくて、人間、ひとりびとり、
    こころで感じて、顔見合せれば
    につこり笑ふといふほどの
    ことして、一生、過ぎるんですねえ

    雨が、あがつて、風が吹く。
    雲が、流れる、月かくす。
    みなさん、今夜は、春の宵。
    なまあつたかい、風が吹く。

    コメント by autumn — 2008/3/23 日曜日 @ 17:21:53

  9. >autumnさま
    まあ…
    なんと味わい深い詩をご紹介いただき、ありがとうございます。
    今のわたしの心情にぴったりで、せつなくなります。
    中原中也の詩は、実はほとんど読んだことがないのです。
    これを機に、ちょっと手に取ってみようかなと思いました。

    コメント by ななぽぽ♪ — 2008/3/24 月曜日 @ 19:34:48

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