New Album 「遠い約束」

『酒と涙とあなたとわたし』

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明けまして新年。
謹んで申し上げたいと思います。
おめでとうございます。
昨年は本当にほんとうに、お世話になりました。今年もやなせななを、どうぞよろしくお願いいたします。

新年早々、ワタクシは風邪をひいてしまいました。わたしは元来、それほど体が丈夫な方ではありません。しかし、年の暮れはとにかく忙しくて、歌えなくなれば一貫の終わり。なので、なにがなんでも風邪を引くまい、と、固く心に誓って暮らしていたのでした。心に誓うだけでなく、毎日朝夕のうがいをきちんと敢行し、外出時にはマスクを着用、さらにはビタミン剤を規則正しく服用。その甲斐あってか、咳をすることもなく、熱を出すこともなく。よしよし、わたしもやればできるじゃあないか。

そして何もかもが滞りなく終わり、一息ついた年越し前の夜、わたしは結婚したばかりの友人の新居に押しかけ、したたかに酔っていました。その日は忘年会。昔の気のおけない仲間たちとの、どうでもいいような馬鹿話に笑い、わたしは調子良く杯を明けていたのです。いくら飲んだところで、あしたはもう働く必要はない。あしたどころかあさっても。ばんざい。あはは。

でも、笑っているうちに、不意にとても泣きたくなりました。理由は…あるような。ないような。
しあわせなことを数えれば、それはそれはたくさんあった、2005年。わたしには大事なひとたちがいっぱいいて、たくさんの愛に囲まれて生きている。きっと来年も、このぬくもりに支えられて、より良い年になるに違いない、と、未来を信じられる。

けれど。
わたしときたら、今年もまた、ただひとつの恋さえ、実らせることができなかった、三十路の年の瀬。
わたしの周りはちょっとした結婚ラッシュで、伴侶を得たばかりの友人たちはみな、そんなわたしを囲んで、あたたかい顔で笑っていました。
相変わらず、姉ちゃんはしんぽがないねえ。かつてのわたしよりも、としうえになってしまった後輩が、酔っ払って泣きじゃくるわたしの頭を撫でました。しんぽしたやんか。したやんかあ。
何をはばかることがあろうか、と思ったその時、油断した気持ちが、一気に身体を弛緩させたのでしょう。
最後に聞いた誰かのセリフは「ななちゃんは、わかりやすい酔っ払いやな」でした。そのあとは、全てが遠く、靄の向こうに消えてしまった。

翌朝。まるで学生時代の飲み会の後のように、化粧も落とさずに友人の新居のリビングで眠ってしまったわたしは、目が覚めたら、風邪を引いていたのでした。
しまった。
喉が痛い。
昨夜のお酒はすっかり抜けているようで、ほかほかだった体がうそのよう。芯がうすら寒い。きっとこれから熱が出て来るのだわ。ああ、やってしまいました。

そして朝靄の中、自己嫌悪と共にバスに揺られて帰り、それからは毎日おふとん生活。紅白歌合戦も、初もうでも、あたしにゃ関係ないのさ。
風邪だからなのか、こんな30歳だからなのか、わからない。わからないけれど、はっきりとしない頭で、どうしようもないもんは、どうしようもない。と、思うだけでせいいっぱいのわたし。

ほろり。謹賀新年。

コメント (2) »
  1. あけましておめでとうございます。
    今年も、いいうたいっぱい待っています。
    新年そして仕事始めにも、「あいのうた」で、体&こころを目覚めさせてもらいました。いつでも励まされてばかり、ですが。
    …この日記には、みょうに共鳴してしまいましたあ。
    どう考えても、いつでもしあわせだし、しあわせな人を身近に感じるのもしあわせなのに、迫りくる孤独って、ありますよね。
    大勢でいればいるほど、そういうのを感じるこのごろ。
    もちろん、仲間や家族といるのは楽しいですが。
    いやいや、前向きに考えれば、これはしあわせの種だろう。でも、永遠に花が咲かなかったりして。
    なんて、ぐるぐる考えちゃいます。

    年末、好きな京都に足をのばしました。栂尾高山寺で、明恵上人(像)と初めて対面しました。
    「あるべきようわ」こうありたい、と強く自分を律する言葉。自分の右耳をそぎ落とす厳しさ。でも、狗の木像をかわいがったという優しさは、彼の中に上手に同居しているようでした。
    ん~女30才(もうちょっといってるけど)、まだまだだなあ、と思いました。

    簡単に、励ますことばはないのですが、ななさんの中にもしっかり者の同居人がいるような。きっと。
    そんなななさんのかわいさ&凛とした素敵さに、共鳴する人がたくさんいますよ。
    ろーば心ながら。

    今年もよろしくお願いします。

    コメント by かこせきわ — 2006/1/15 日曜日 @ 14:13:47

  2. こんんちは、今月、22日の京都での公演、ラジオカフェでしたよね、当日現地まで行ったんです、しかし、お昼前、上司から連絡が入り、泣く泣く、後髪お引かれる思い出、京都お後にしました、非常に残念に思います、しかし、仕方が無いですかね、新年の初めは、ななさんの歌でライブ初めとしたかったのですが残念です、でもこれにめげず、頑張ります、是非ななさん東京でのワンマンライブお願いします、事務所の関係者の方々東京でのワンマンライブ早期実現お願いします、あさねぼうでした。

    コメント by あさねぼう — 2006/1/24 火曜日 @ 13:44:27

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