『新記録』
3月に四谷でライブをしてから、あっという間にひと月近くの時間が流れてしまいました。満開の梅の花の上に雪が降る、花冷えという不思議な光景を目にしたその数日後、辺りは突然あたたかくなって、一斉に桜の花が咲き、咲いたと思えば、春の梅雨(菜種梅雨)に打たれて早くも散り始め…。と、慌ただしく季節は移り変わってゆきますが、みなさまお元気ですか?
このところ、ダイアリーの更新が滞っていてすみません。更新ができないのは、忙しいから、という理由では決してなく、むしろ時間はたくさんあるのでした。でも、最近のやなせは、何かあと一歩の力が出ないような、そんな感じで。気がつけば4月になっていました。ゴメンナサイ。
力が出ない、とは言うものの、毎日スイッチをパチンと消して、活動を完全に停止している、というわけには行きません。生きている限りは、当然ながら呼吸をし、食べ、飲み、眠り、更には働いたり、歌ったり、遊んだり…と、何かしら行動していて、日々を暮らしていれば、かならず誰かと接し、それなりにいろんな出来事が起こります。その都度せいいっぱい泣き、怒り、笑い、悩み、考え、喜ぶわたしが、今ここに確かに存在しているのでした。命ある限り、せっかく生きていられるわたしたちなのだから。力が出ないときは、出ないなりに、適度にじっとしているしかなくて、そうしていればまた、自然と力も湧いて来て、ひょいっとがんばったり。そのくりかえし。
そういえば、阪神の金本知憲選手が、フルイニング出場の世界記録を達成されましたね。金本選手はかっこいい。ななぽぽのツボですな。たまりません。それはさておき。ははは。金本選手は、その記録についてインタビューを受けている中で「とりあえず続ける」と語っていました。とりあえず、ですよ。 “一生懸命”とか“必死で”とか“~のために”ではなく。「とりあえず」という、そのひと言は、良い意味で力が抜けた、余地のあることば。きっちりと仕事を続けて来た大人だからこそ言えるんだわ、と、わたしはじーんとしてしまいました。
そうだ、がむしゃらに生きることなどできないのだ。晴れの日もあれば、曇りの日も、雨の日もある。信じることが見えなくなって、頼りない気分になることもあるさ。力が出ないときもあるさ。でも、生かされているのだから。とりあえず、続ける。こつこつ、こつこつ。何のためでもなく。
それがわたしたち一人一人の、自分だけしか知らない、ささやかな世界新記録になってゆくのでしょう。きっと。


ななさん、こんばんは
「自分だけしか知らない、ささやかな世界新記録・・・」っていいですね。
去年、渋谷でのCD発売記念ライブ、今でもあのときの歌声が私の耳には残っています。あのライブを聞きに行った後から闘病生活を送っていました。死というものを覚悟し、それを受け入れたとき、
背伸びせず、日々笑って過ごせたならそれでいいんじゃないのかなって。残された時間を数えるより、今を楽しむことが大切なんだって思えるようになりました。
人間って不思議ですよね、もうだめだって思っても、ちゃんと普通の生活が送れるようになるんですもん。
私の復帰記念ライブは、ななさんの関西ライブにしようと思っています。
ななさんの歌声と黒木さんのピアノに包まれたいです。それまで、体調を維持しなくては。。。
ななさんも体調には気をつけて、心地よい風を感じながら、世界新記録作ってくださいね
コメント by ばたちゃん — 2006/4/19 水曜日 @ 0:30:51