New Album 「遠い約束」

『かなしい色やね。』

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暑い。なんて暑いのでしょう。何もしていないのに、汗がだらだら流れて来る、今日この頃。皆さま、いかがお過ごしですか?わたしはクーラーに頼らない夏を目指していますが…もうすぐ限界です…。
夏、といえばひまわり。時季は少し早いのですが、ひと足お先にということで、今日の写真は紙でできたひまわりを。

早いもので、涼しかった函館から戻って10日が過ぎました。
実はわたし、数日前から突然ひどいジンマシンが出て、倒れてしまったのです。ジンマシンに倒れる、って我ながら「?」って感じなんですけど、本当に。ふわーっと気が遠くなってしまったんです。それで、しばらく寝込んでいました。今日あたりからやっと引いて来て、ようやく元気も出て来ました。
そして!今週末はジンマシンを吹き飛ばして、あいのうたを届けるため、福島と宮城におジャマしますよ。いつも、皆さまを心からお待ちしておりますので、ぜひぜひお越しくださいね。よろしくお願いします。

病に倒れる数日前、阪神の試合を見に、久しぶりに大阪ドームへ行って来ました。行く道すがら、車の中から、夕暮れの大阪の街を見ました。何か特別な想い出がある、とか、そういうわけではないのですが、夏の夕焼けに照らされる通天閣を見ていたら、泣きたいような気持ちでいっぱいになりました。なぜだろう。街ゆく人びとの、ニコニコ笑う顔も、キラキラ輝くネオンも、せつない。
思わず、上田正樹さんの「悲しい色やね」を口ずさんでしまった。このタイトルの“やね”、関西の女性のいじらしさが実にリアルに出ていて、良いんですよねー。なんともせつない余韻が残る。さらに“悲しい色”。大阪は海だけじゃない。なんだか街も、せつない色をしているなぁ。いろんな人の想いが、入り交じった人間くさい色。だからこそ、この街を愛する人は、きっとたくさんいるんだろうな。
そんなことを、とりとめもなく考えながら向かったドーム。その日阪神は、負けました…。
泣いたらあかん、泣いたら。

『函館コンサート』

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このサイトのギャラリーにも写真を掲載していますが、先週末、わたしは函館に行って来ました。今回は、初めての北海道ライブ。ピアノの黒木千波留さんと、2人での演奏となりました。

実は今回、ギャラリーに載せているコンサートの他に、函館おしま病院というホスピスでもライブをさせていただきました。
ホスピスというのは、治癒が不可能な病気の終末期にある患者さん(と、そのご家族)が、死を迎えるまでの日々を、できる限り快適に、心静かに生活できるようにと、不快な身体症状を緩和し、心身をケアされる施設です。
どんな人にも例外なく訪れる死。そこに向かう過程を、本人、ご家族、そして医療スタッフが、ていねいに分かち合い、一日一日のしあわせを噛みしめるように過ごす場所。わたしたちは、そんなホスピスの広間で、昔なつかしい叙情歌(「ふるさと」「赤とんぼ」など)を中心に演奏したのでした。
患者さんたちの表情は皆明るく、本当に穏やかで、アンコールまでいただいたコンサートは、終始なごやかな雰囲気でしたが、中にはなつかしいメロディに涙を流す方もいて、わたしは内心、もらい泣かないようにするのが大変なときもありました。
でも、何よりも目の前の方々に演奏を喜んでいただけたこと。それがただただうれしかったのです。

そして翌日は金森ホールでのコンサート。港のそばに建つ、古い煉瓦作りの倉庫を改装して作られた金森ホールは、レトロな雰囲気がとっても素敵でした。初めての函館ライブでしたが、地元の方々に支えられ、たくさんの方々が足を運んでくださり、心あたたまる一日となりました。ありがとう。

滞在中、函館の街を吹き抜ける風はまだ少し冷たかったけれど、空は青く、どこまでも晴れ渡っていました。

『ただひとつ。の名曲選』

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このサイトのニュースにもアップされていますが、明日18日(土)わたしは仙台のDateFMというラジオ局の番組に出演します(既に収録済み)。その番組とは「ザ・ヒットパレードワン&オンリー」。ゲストが“自分にとってのベスト10”の音楽を選んで発表し、その曲たちを放送してもらう、という内容です。ふだんゲストに招かれるのは、仙台近郊にお住まいの方々が多いそうですが、今回ご縁があって、わたしもこの番組に出させていただくこととなりました。

誰の心の中にも、その人にしか選び出すことのできない“ベスト10”がある。それらの音楽には、選んだ人の生き様や考え方、そしてさまざまな時代や、たいせつな想い出のようなものが、知らず知らずのうちに色濃く反映されたものとなり、他の誰にも真似できない10曲になる…。
パーソナリティの三浦マサヨシさんは、ゲストがその日選ぶ唯一無二の10曲を紹介することに、大きな喜びを感じておられるようで、わたしはまず、三浦さんのその姿勢に心を打たれました。

わたしの10曲、か…。
番組に出演することが決まってから、わたしは必死で好きな音楽に思いを巡らせ、紙に書いて列挙してみました。あ、あれはいい歌だったな、いやいや、最近はこれがお気に入りだぞ、ちょっと待てよ、あの曲を外すわけには行かないだろう…うおおおお、10曲になど到底絞れないではないか。素晴らしい曲の、なんと多いことよ。ああでもない、こうでもない、と、くりかえす自問自答。考えれば考えるほど、悩みは深くなるのです。結局、収録前の打ち合わせまで悩み続け、スタジオ入りの直前に、ようやく最終的な決定をくだすことができたのでした。へろへろ。
あとで聞いたところによると、ゲストに訪れた方は、みなさんそんな感じだそうです。それがまたうれしい、と三浦さん。あはは。

そんなやなせが、悩みに悩んで選び出した10曲とは?!とりあえず放送前なので、今は内緒です。ゴメンナサイ(汗)。でも、この番組を聴けない方々のためにも、いつかこのダイアリーでも、改めて発表したいと企んでいます。どうぞお楽しみに。

『野の花を生ける。』

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先日、法事があって親戚のお寺にお参りしたら、仏前に山あじさいの花が生けてありました。故人は、境内に咲く四季折々の花や、野に咲く名もないような草花に心を寄せ、それを愛でたそうです。その話をしながら、住職は少し泣いておられるようでした。

あじさいかぁ…。もう夏なんですね。日に日に昼間の陽射しが強くなっているのを感じます照らされて、輝く青葉が目にまぶしい。そして、我が家の近所では、田んぼに水が引かれ、いよいよ田植えが始まりました。キラキラと光る水面に、小さな緑の苗が礼儀正しく並んで、やがて来る秋の実りを夢見て、ニコニコ笑っているように見えました。

草花、といえば、昨日ぶらりと生け花の展覧会を見に行って来ました。山村御流という流儀のお華です。
この山村御流は、奈良の市街地から少し離れた、大和青垣国定公園にある円照寺がお家元。臨済宗妙心寺派のお寺である円照寺は、中宮寺、法華寺と並ぶ大和三門跡のひとつです。もともと、天皇家のお姫様さま(後水尾天皇の第一皇女・文智女王)が出家されて開かれた草庵だったため、代々皇族や華族のお姫様が入寺されて、門跡寺院として現在まで続いているそうです。
その静かな尼寺で継承されて来た華道は、野に咲く花に心を留め、その命のはかなさを慈しみながら、まるで野に咲く姿のごとく、たいせつに生ける。そんな感じの印象を受ける生け花です。使っている花もひっそりとした野花が多くて、きらびやかなお花は少ないのでした。たとえば「琉球すずめのうり」「とくさ」「山ごぼう」「岩たばこ」「むべ」「だんつくも」「雪の下」「どうだんつつじ」。どれも皆、お花オンチのわたしには初めて目にするようなものばかりでしたが(汗)、とにかくあまりにも可憐で美しくて。名前をごにょごにょと何度も唱えながら、おぼえて帰って来ました。
でもこの華展、撮影はもちろん禁止されていましたし、野に咲く花をうまく撮影することもできそうにないので、今日のダイアリーには、夏でも毛皮で過ごす、我が家の王子様・猫のタビオの写真をお届けいたします。

タビオといえば、少しお話は横道にそれますが、きのう京都のKBSラジオ番組『ただ今勤務中!森谷威夫のお世話になります!』に生出演させていただきました。お世話になったKBSラジオのみなさん、アナウンサーの森谷さん、アシスタントの対馬さん、楽しいトークをありがとうございました。この番組に出演して、わたしはタビオの話をたくさんしてしまいました。
当のタビオは、そしらぬ顔で夢の中。

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