New Album 「遠い約束」

『花』

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先週は19日に名古屋のDOXY、20日は大阪のKNAVE、2都市での初ワンマンライブがありました。お越しくださったみなさま、お世話になった方々、ほんとうにありがとうございました。大勢のお客さまから、あたたかい応援のことばをたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き、明日は渋谷でのイベントに出演します。ななぽぽ、これからもがんばります!このサイト内のギャラリーにも、ライブの写真をアップしていますので、そちらもぜひぜひご覧くださいね。

ライブを終えてからの数日間は、自宅に戻ってふつうに働いたり、のんきに遊びに行ったりしていたのですが、それが良くなかったのか、ちょっと疲れが出てしまい、今、体のあちこちが痛いのです。なぜか。実は数日前に、気分が良くなってほんの少しだけ踊ったのです。ほんの、少しだけ。まさかそのせいなのか…そんなばかな…。信じたくない現実。やはり、賢い大人は年齢を考えて行動しなければいけませんね。ふにょ。まあ実際は、持病の鼻炎もあまり良くならないので、今日は大事を取って家でゆっくりすることにしました。
きのう、書店で星野富弘さんの詩画集「花よりも小さく」(偕成社)を買ったので、今日はのんびりと、それを読んだりして過ごしています。星野さんは、20代の頃に事故で頸髄を損傷して手足の自由を失い、その後、口に筆をくわえて絵や詩を描かれているという詩人・画家です。あたたかい視点で、ていねいに描かれている花の絵を見ていると、どこかに置き忘れて来た、やさしい気持ちを感じられるのです。星野さんは敬虔なクリスチャンだそうで、作品の底に流れる宗教的な謙虚さのようなもの、名づけられぬ大いなる“かみさま”を敬うその心の有り様も、なんとも美しく、ふと、日々を雑に生きていた自分が、素直に恥ずかしくなるのでした。でも、星野さんはお説教臭くないのです。その文章にはユーモアがあふれ、飾らない人柄が感じられて、思わずわははと笑ってしまうのでした。
星野さんは、この本のあとがきに、花には包容力があり、自分の未熟なことばも、花に添えるから書けるのだ、というようなことを書いておられました。

先日のライブでは、お花をたくさんたくさんいただきました。そこに込められた誰かの気持ち、そして、花そのものがどこかでひっそりと育ち、縁あってここに運ばれて来た意味を、ていねいに受け止められる人間になりたい、と、とても弱いわたしは思いました。

『ななぽぽラジオ』

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以前このダイアリーでもご報告しましたが、京都三条ラジオカフェ(79.7)で「やなせななの“ななぽぽラジオ”」という番組を始めました…とはいうものの、実はわたし、ラジオというものをほとんど聞いたことがないのです。わたしが育った実家は、家の真後ろに山があって、どうやら何かが電波を妨げているらしく、FMはもちろん、AM放送もろくに受信できません。だから、学生時代からラジオを聞くという習慣は全くありませんでした。そんなわたしが、パーソナリティを…。ラジオ局のスタジオで、マイクの前に向かうと、冷や汗がにじみ、毎回がひやひやあわあわ…。カフェを出ると、何だかどっと疲れます。人前で話すこと、さらには見えない誰かに向かって話すこと、それが何て大変なことなんだろう、と改めて痛感しました。ふにょ。まだまだ勉強勉強です。でも、とにかく。何事も慣れることが大切なのでしょう。

以前、能楽の稽古に通っていた頃、教えてもらわないことも習得しなければいけないよ、と、よく周りの先輩方から言われました。主に楽屋仕事は、見て覚えて、そして慣れて、何でもどんどんできるようにならなければ…と厳しく言われたものです。習うより慣れろ、です。でも、いつも緊迫した空気に包まれている能楽の楽屋にあって、それは簡単なことではありませんでした。毎回、師匠方の足手まといにならないよう、細心の注意を払って、ひどく緊張しながらお手伝いをしていたことを、今もよく覚えています。それでも、数年後には随分慣れ、いつしか楽屋の仕事も頭に入るようになりました。今となっては、とても貴重な経験をさせてもらったんだなと素直に感じられる、大切な思い出です。

今、わたしが取り組む全てのことも、いつか愛しい思い出になるのでしょう。後々になって、やって良かったと思えることも、やらなければ良かったと悔やまれることも、その全て、ひとつひとつが、大切なわたしの足跡。二度と巡っては来ない今を、踏みしめるようにていねいに生きてゆけたらいいなと思います。

追伸/明日あさっては、名古屋、そして大阪で、初めてのワンマンライブです。お近くの方は、ぜひぜひお越しくださいませ!心よりお待ちしています。

『秋祭り』

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先日、わたしが暮らす村で秋のお祭りがありました。その日は朝から村全体がそわそわしているような、慌ただしい空気に包まれています。
お昼過ぎ、どこからか和太鼓の音が聞こえて来ました。どんどこどこどこ。それはとても素敵な音色で、このちいさな村のどこに、こんなにも達者に太鼓を打つことのできる人がいたのか、と、これまで知らずにいたことが、却って不思議なくらいだなぁ…と思いながら聞いていました。
その後は、おみこしが村をねり歩きます。遠くから聞こえる掛け声は幼く、おそらく子供たちが引いているのでしょう。わっしょいわっしょい。かわいらしい声が響いています。

わたしの家から、歩いてすぐの山の中に、このお祭りの中心となる神社があります。幼い頃、よくこの神社で遊びました。社の裏に続く森の中に入って、ひとり何時間も歌を唄って過ごしたこともあります。そこには、不思議な世界に通じる道があるような気がして、いつも「かみさま」を近くに感じながら、その声に耳を澄まして遊びました。なつかしい想い出です。
この秋祭りでは、その「かみさま」を囲んで、老若男女、皆で秋の実りを祝うのです。夜には“ごくまき”と言って、社から神主さんがおもちをばらまき、村人はそれを大慌てで拾う、というメインイベントもあるのでした。みんな、自分の手で作った新米のおもちに、大騒ぎ。
今も大切に受け継がれている、名もなき田舎のお祭りです。

でも、実際のところ、我が家はお寺のため、神社の行事からはいつも何となく外れていました。昔からの暗黙のルールのようです。しかも、今年はお寺の大きな行事と秋祭りが重なり、我が家は法要でてんてこまい。祭り囃子とにぎわいは遠く、境内で静かに鳴く虫の声が、わたしを少しせつなくさせました。

でも、両方に顔を出す村の檀家さんたちは、みんな、お寺と神社のかけもちで忙しいのも楽しい、といった風情。
かみさまと仏さまが、ならんで笑っている、その声が聞こえて来るような夜でした。

『名古屋へ。』

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前回のダイアリーでメガネをリニューアル、と書きましたが、今日はその新しい眼鏡姿のワタクシを。ほほほ。このメガネ、フレームの色は上品なアイボリーで、外からは見えないけれど、内側には細かい模様が付いているのです。本人としては、かなりお気に入りの一品。ところが、周囲には「似合わないからやめろ」と言われ続けています。がっくり。

この写真は、テレビ愛知の控え室で撮りました。というのも、今週の土曜日(8日)に、やなせはテレビ愛知の「情報満載」という番組にゲスト出演することになったのです。今日はその収録に、名古屋に行って来ました。初めてのテレビだったので、やっぱり緊張してしまいましたね。
朝の9時45分からの放送だそうですので、そんなワタクシのあわわトークを、愛知近郊の方はぜひぜひご覧くださいませね。よろしくお願いします。
今月19日に初ライブをする名古屋(愛知)は、わたしにとって、これまで全くなじみのない場所です。一人でもたくさんの方と出会い、“あいのうた”をお届けできるといいな、と思っています。

そして、ニュースがもう1つ。同じく8日土曜日の18時30分から、FM京都三条ラジオカフェで「やなせななの“ななぽぽラジオ”」という番組をスタートすることになりました。内容は、わたしのあわわトーク…いや、なめらかトーク(ははは)と、音楽。番組では、みなさまからのリクエストを募集して行こうと計画しています。またこのサイト内にも、情報アップしてゆきますので、こちらも応援よろしくお願いします!

10月だというのに、昼間はあたたかい日が続きますね。でも、吹く風は、甘いキンモクセイの香り。
もう秋ですね。

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