『青い鳥』
もうすぐ師走!早いものです!最近は秋空が美しい。ついつい空の写真ばかり撮ってしまいます。
この頃、友人・知人と話していて、妙に違和感を覚えることがあるのです。それは、未来を夢見る類いの話。「今は~だけど、いつか~」という構文を聞いたときです。
「今は」の後に続くのは、あまり楽しくない現在の話。もしくは、今の自分を情けなく思ったり、責めているような話。
「いつか」の後に続くのは、未だ来たらざる、バラ色の人生の話。または、素晴らしい人間に成長した、自分自身の話。
…なんだかなぁ。
でも、かくいうわたしも、この「今は~だけど、いつか~」構文、口グセのように使っていたんです。たとえば…いつか、わたしの歌のCDがミリオンセラーになって、武道館コンサートをして、紅白歌合戦に出場して、億万長者になって、豪邸を建てるんだ、とか。あほか。
それはさすがに言い過ぎですが(ははは…)、まぁ、近からず遠からずな妄想を抱いてしまうときだってあるわけです。
毎日が順調極まりなくて、超ハッピー、な人なんて、そうそういないわけですから。今はこんなダメ人間で、つまんない人生を送ってるけれど、いつか奇跡が起きて、もっと幸せになれるはずだ、と思わなければやって行けない時もあるでしょう。弱いわたしには、それを否定できるほどエラそうなことは、とても言えそうにありません。
でも。
いつか〇〇にならなければいけない人生なんて、ばかばかしいじゃありませんか。じゃ、そのツマラナイ“今”は一体何?“いつか”に辿り着くまでの“準備期間”はいつまで続くの?もしかしたら、ずーっと生きている限り、準備期間のまま、何の奇跡も起きないかもしれないのに。
もしくは、明日、死んでしまうかもしれないのに。
もちろん、「妄想」を「夢」に変えて、がんばることで日々が充実し、幸せを感じられるときもあります。結果よりも、イキイキ努力を重ねる、その過程が大切ですからね。でも、夢が自分を追い立てて、圧迫して来るようなら、そんな夢はいらないのです。きっと。
わたしも、多方面に渡って、焦りを感じるときがあります。夢に追い立てられ、このままじゃダメだ、と、突然絶望したり。
だけど、何にならなくても、いい。命ある限り、今をただ暮らすことしか、できないんだから。と、近頃は素直に思えるようになって来ました。
すると、目の前の出来事ひとつひとつがいとおしく感じられて、幸せだと感じる瞬間が増えた気がします。
青い鳥は、いつもここにいるんだよ。
幼い頃、大好きだった絵本を、今しみじみと思い出しています。

