New Album 「遠い約束」

Diary『未来へ』

きのうは、わたしの母校である高取町立育成小学校の閉校式でした。
130年以上の歴史ある学校で、わたしの父や兄、姉、戦争で亡くなった祖父までもが卒業生です。
閉校に至るまでには、村の過疎化であるとか、社会の少子化であるとか、何らかの事情があったと思いますが、理由はさておき、なつかしい学び舎がなくなるというのは、実にさみしいものです。

わたしは、育成小学校の卒業生で、なおかつ、すぐ近所に住んでいるということで、閉校式イベントのコンサートに出演させていただきました。せっかくのご縁をたいせつに、今回は、皆さんよくご存じのカバー曲や、ほたるの光、校歌などをたくさん演奏し、ドラム、ベース、ギター、ピアノ+やなせの歌、という、ふだんは絶対しないバンド編成で、にぎやかにお届けしました。
PTAのみなさま、学校関係者の方々、足を運んで下さった父兄や卒業生のみなさま、そして生徒さん…協力して下さった全ての方、耳を傾けて下さった全ての方に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
最後の在校生になる子どもたちは、きらきらした眼差しで、コンサートを楽しんでくれていたようで、うれしかったです。

消えてしまう学校、過ぎ去ってゆく過去、いつかは忘れられてしまう記憶。
うしろをふり返ると、失われてゆくものへの郷愁というか、そういうものが溢れて、何ともせつない気分になります。

人生は、何が起きるかわかりません。思わぬ別れなど、かなしい出来事に遭遇し、絶望することもあるでしょう。
でも、想い出を胸に、未来を夢見てがんばりましょう、ということを、精一杯子どもたちに伝えたつもりです。

まーそれは、今の自分自身にも言えることなんですけど。

昨年、アルバム制作等で力を使い果たしたのか、今年のわたしは、お恥ずかしながら、年始からどうも力が湧いて来なくて。未来を夢見るような気持ちなど、まるで湧いて来ず、その他の仕事が忙しくなりそうだということもあって、CD制作はもちろん、音楽活動も、もう控え目にしよう、と心から思っていたのです。

ですが、ここに来て、また出会いがあったり、突然思いつくところがあり、ちょっと新しいものを作ってみようかな、という気持ちになっています。
まだ予定の予定の段階なので、何とも言えませんが、音楽的に、ちょっとした挑戦をしたいと思っています。
うまく行けば、今年の終わりに、何か贈り物になるような作品を完成させられるかも。ふふふ。。。まだ全く未定ですがね。。。ふふふ。。。

実は、花粉症以外でも、体調が少し思わしくないのです。そういった事情もあり、最近かなり後ろ向きになっていたのですが、新しい音楽のことを考え始めると、がぜん元気が出て来ました。現時点では、極めて妄想に近い計画ですが、何かきっとおもしろいものができると信じて、その方向に歩いてみようと思っています。
壊して作って、壊して作って。
これで悔いなし、と思っても、やっぱりまた作りたくなるのですから、モノヅクリって、不思議なものです。

何はともあれ、立ち止まるにはまだ、早い。
不調な体を、とにかく早く治して、素敵なお知らせをお届けできるよう、春からまたがんばります。

あした、もしかしたらわたしは、全てを失っているかもしれないけれど。
時には、未だ来らざるその時間を、夢見てにんまりすることも、悪くないな、と思うのでした。

Diary『春の記憶』

ああ…またやって参りました。
春。
あったかくなって、お花が咲いて、吹く風もやわらかで。
卒業、入学、就職…あたらしいスタートを切る方が多い時期だからなのか、町も何だか華やいだ雰囲気に包まれて。
素敵な季節ですよね。春って。

ええ、花粉症さえなければね。

きのうまで、自分がスギ花粉アレルギーだ、なんてこと、すっかり忘れていたのですが、夕方くらいから突如、鼻水が出始め、今朝起きると、喉・鼻・目がとってもかゆい。鼻水は止まらず、頭がぼんやりして、まるで熱があるみたいです。
これだ。これこれ。このつらさ。
また、しばらくコイツと付き合って行かなければならないんだ…ああ、年に一度の憂鬱。
みなさまはいかがですか?平気な方が、うらやましいですねえ。

ワタクシ、もともと、春という季節は、好きですがきらいです。
進級や卒業で、せっかく慣れ親しんだものに、お別れを告げなければならないでしょ。今はそんなこと全く関係ない、いいオトナなのですが、その頃の記憶が消えず、せつなくなるのです。

学校に通っていた時代は、3月になると、それまでの1年間、自分の部屋のようにくつろいでいた教室を、すっからかんにして明け渡さなければなりませんでしたよね。名札シールをはがして、自分たちの描いた絵や、書道や、時間割表なんかも全部はがして、置いていた荷物も持って帰って…。
あの、がらーんとした教室の空気。せつない。
自分が、ここにいたこと。
あなたが、そこにいたこと。
そんな、証拠やぬくもりが、跡形もなく消えるでしょう。夢のように。
さみしくてね。ダメでした。
そして、新しい教室に入る。新しいクラスメイトと顔を合わせる。あれも苦手。さあ、がんばろう!と前向きなことを思うんではなくて、失ったものへの郷愁をより一層募らせてしまうタイプだった。

でも、人間ってうまくできてるんですよね。
どんなに楽しい記憶も、忘れてしまう。同時に、どんな痛みも、かなしみも、忘れてゆく。
なので、どんな別れも、乗り越えられる。時がすべてを解決してくれる。
と、いうわけで、新しい教室で、新しい友達と出会い、新しい日々になじんでゆき、それがまた、日常になるわけですが。

そんなセンチメンタルやなせ、3~4月、ちょこちょこ歌います。
4月は、地元の薬膳料理のお店で、「春を味わう。」と題したコンサートを。素材にこだわった、大人の方のためのちょっと高級なお料理と、歌という初めての試みです。カバー曲なども交えて、ゆったりとした時間をお届けしたいと思っています。
完全予約制で、昼・夜、各30名様ずつとなっておりますので、ご予約はお早めに、どうぞよろしくお願い致します。詳しくは、スケジュールのページをご覧下さいませ。
いつも、心よりお待ちしております♪

最近ちょっとした出会いもあって、いろんな方に、別々に、同じ表現で励まされました。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
心配しなくっても、あたしゃ唄いますよ。
鼻水すすって、唄いますから。
涙をふいて、唄っていますから。
ありがとう。

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