New Album 「遠い約束」

Diary『心願成就祈願とブッダブーム』

スケジュールのページ夕空メロディのページにも載せていますが、8月2日(土)に奈良県高市郡高取町にある壷阪寺で開催される「納涼花火大会」で、やなせは花火打ち上げ前にコンサートをさせていただきます。
本日は、その宣伝ということで、壺阪寺のお坊さまといっしょに、橿原市役所内にある記者クラブへ行き、その後、下見を兼ねて、お寺へ行って参りました。

わたしの地元(同じ町内)なんですが、入山するのは約20年ぶりでしょうか。。。大人になってから、ちゃんと観光させていただくのは初めて。
お寺は山の上にあり、同じ町内とは言え、人里離れた別世界です。
静かな境内は広く、建物もとても立派で、いろんな石彫や、インドの画家さんがお描きになったブッダの絵もあったりして。なんだかわくわく。
写真は、最近インドから、海を渡ってやって来たという仏さま。青空の下、どどどん、とお座りなのです。

この壺阪寺さんは、単立寺院ですが、もともとは真言宗。我が家も一応は小さなお寺ですが、うちとは教義も習慣も全く異なる、密教と言われる宗派です。
実は先日、ご縁があってコンサートにお招きいただいた奈良県明日香村の岡本寺さんも、おなじく真言宗でした。岡本寺のご住職は、壺阪寺にゆかりがあるそうです。

岡本寺さんでも、壺阪寺さんでも、護摩焚きというものが行われます。それは、護摩木というお札のようなものに、願い事と名前を書いてお供えするのですが、それをお坊さまが燃やしてくださり、その際にお祈りしていただくのです。

やなせ寺では、おなじ仏教寺院とは言っても、護摩は焚きません。また、願い事をお祈りする、という習慣もないのです。
これは、宗派によって異なるのですが、浄土真宗では、仏さまの前で手を合わせるときは、報恩の気持ちでお念仏をすることになっているのです。つまり、仏さまに「いつも見守ってくださってありがとう」と、そのご恩に報いる感謝の心で、手を合わせるというわけです。
まあ、それはそれでいいんですけど、わたくしどもは、煩悩いっぱいのにんげんですからね。いつも「ありがとう」ではおさまらない心も持っているわけです。当然です。

なので、浄土真宗の尼僧だとは言え、願い事を書いて燃やしてお祈りすることも、たまにはいいではないか、と思い、岡本寺さんでも壷阪寺さんでも、2度も護摩木に願いを書いてしまいました。
心願成就!!!ナムナムナム…欲望にまみれた気持ちとは言え、こちらも必死ですから。とりあえずは、一心に祈ります。

その後、この祈りは仏さまに届くかな、とドキドキしながら引いたおみくじは「小吉」。むむ…微妙。
おみくじの内容は…
あなたの願いはがんばれば叶うかもしれませんが、気を許すと叶わなくなります。
が、強く信じれば叶います。
が、気を長く持たないと叶いません。
ってどっちやねん。
というような結果でした。「うまいこと書いてあるんですわ」と壷阪寺のお坊さま。ほんと、そうですね。
じんせい、そんなものなのでしょう。

それにしても、こういうおおきなお寺に来ると、ブッダの教えをもっと勉強したいなあ、と突然思ったりします。
まあそれには引き金が他にもあって、先日、岡本寺さんで、ひとつのマンガと出会ったことも影響しています。
そのマンガとは、手塚治虫さん作の『ブッダ』。
控え室代わりのお部屋の前の、本棚に置かれていました。ひょい、と思いつきで読み始めたのですが、これがおもしろくってやめられず、結局買って来て、家で続きをむさぼるように読みました。感動。

ブッダなんて伝説の人、いや、実在していたかどうかも疑わしいくらい、その存在がわたしからは遠く思えていたけれども、いやいや違うんだ、きっと、現代に生きるのわたしたちのところまで届くように、そして、もっともっと先の未来まで、その教えを伝えるために、この世に生まれてくださったんだ!なんて。まんまと尼さん魂をくすぐられてしまい、胸が熱くなり、思わずほろり(笑)。

それ以来、どうも自分の中で、ブッダブームが起きているんです。
浄土真宗の教えだけではなく、もっとおおきな仏教を学びたい。
そう感じていて、今日壷阪寺さんにお参りしたものですから、インド生まれの石仏を前に、ますますブッダへの熱い想いが湧きあがって来たというわけです。

わたしは、一応僧籍を持っていますが、超へなちょこ、ぺーぺー尼さんです。
高校生の頃は、比叡山系の四天王寺学園へ通っていたので、かなり仏教に関心が強く、大学に入ったらめっちゃ仏教を学んでやるぜ、と燃えておったのですが、まー若者の考えることですからね。大学に入れば、誘惑いっぱい。最初の決意はどこへやら、思いっ切り遊び呆けて、勉強なんてろくにできないまま、卒業してしまいました。

でも、ここに来て、もっと勉強したいなあ、なんて。
思春期の頃、真剣にお坊さんに憧れたことを、少し想い出すやなせでありました。

追伸
壷阪寺の花火大会、お近くの方はぜひぜひお越しくださいね。
いつも心より、お待ちしております。

Diary『33歳』

気が付けば、前回の更新から、早1ヶ月…。あっと言う間だったなあ。
最近、大したことなど何もしていないのに、時の流れがとても速く感じてしまうやなせです。

昨日は誕生日でした。
33歳になりました。
ま、32歳も33歳も、さして変わらないし、これといったイベントもなく、特に感慨とかはないんですけどね。ははは。
今日の画像は、仕事でもよくお世話になっている、デザイナーのお友達が書いて送ってくれた絵です。実は、彼女もわたしもネコが大好きで、お互いの家のネコ写真を、時どき交換しているのですが、この絵は、ウチの子たちと、彼女の家のネコちゃんがモデルなのです。うれしくて、アップしてしまった。

去年の今頃は、CDを発売したばかりでした。
何とか、ひとりでも多くの方に聴いていただきたくて、あっちこっちと走り回っていた夏。きのうのことのように思い出すけれど、もう1年か。あの時に比べたら、あたしゃ何をやっとるのでしょうか。がんばらんといかん。

そんなワタクシ、このところ超インドア生活。ぼつぼつと曲を作って、ちょこっと仕事をして、息抜きにごはんを作り、お笑い番組を見て、ネコと戯れ、たまに仏さまに手を合わせたり、友達と遊んだり、働いたりして、力尽きたら寝る。もちろん、時々歌いに出かけることもありますが。でも、まあほぼ、前述した日々、そのくりかえしで、楽しみといえば、晩酌です。おっさんか。

と、言っても、わたしはもともとお酒が強くありません。なので、ほとんど飲めません。強くないくせに、あの酔っ払った時の、ぽわ~んとした感覚が好きでして。
それと、わたしは酔うと、何だか気が大きくなるところがあるのです。ふだんは、どちらかというとチマチマ・うじうじした、神経質な小心者なので、あの「どうにでもなれーわっはっは」というような心もちが、すごくしあわせに感じるのです。今よりもうちょっとだけ若かったころは、お酒のイキオイを借りて、好きな男子に告白したりしたものでした。まあ、今はさすがに、そんなことはしませんけど。
というか、恋なんて、くそくらえですけど(まあ下品ですこと)。

なんてことを言って、毎日ろくに動きもせず、ビールや梅酒ばかり飲んでいたら…
太りました。
それも、かなり。
下着やジーパンや服が…これまでに経験したことがないほど、きついのです。どうしよう。
ある時は、頭がくらくらするほど、しめつけられていると感じたこともあり、これはいよいよ現実を直視するときが来たな、と気を引き締めました。と、いうわけで、ここ数日は飲んでいません。
ビールが欲しいときは、スパークリングウォーターを飲むのです。糖分ゼロの、ただの炭酸水。これ、友達に教えてもらった飲めない時の良い方法なのですが、あとひとつゼイタクを言うなら、ここに苦味があったらなーと思ったりしてしまうので、今日は大好きなコーヒーといっしょに飲んでみました。炭酸+苦味=ビール、と考えたのです。
結果はね。
正直言って、まずいです。
しゅわしゅわっとした感触の、コーヒーなのです。
しかも、薄味です。薄いコーヒー。全くの、コーヒーです。
そんなものを、真面目に飲んでいる自分がおかしくて、今日はひとりで笑っていました。

そんなことをしているだけの、たいへん愚かなわたしに、何人かのひとが「おめでとう」と声をかけてくれました。
そうね。
炭酸コーヒーを飲んで笑っていられるんだもの。なんておだやかな誕生日なのでしょう。
おめでたい。ありがたい。

みなさまの愛を胸に、あしたからも、一日一日噛みしめて、がんばろう。

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